2018年7月13日号 Vol.329

絞りと藍染め展
「長谷川千嘉と18人の仲間達」

絞りと藍染め展


絞り染めと藍染め作品の展示会「長谷川千嘉と18人の仲間達」が、8月2日(木)から7日(火)まで、在ニューヨーク日本国総領事館内ギャラリーで開催される。
主催は、東京都清瀬市にある絞り・藍染め工房「端緒庵(たんしょあん)」。伝統的な絞り技法「有松絞り」を中心に、布と針で絞りを表現した作品が一堂に展示される。
「有松絞り」は、愛知県有松(ありまつ)の鳴海(なるみ)地方で伝承された方法。端緒庵の特徴は、藍染絞りの第一人者・片野元彦(1899〜1975年)と、かおり(1932〜2016年)親子が残した絞りによる幾何学模様や、建築物や雑貨などに残されている日本の「紋様」を、絞りで表現すること。
「先人が残した模様を解明し、図面に起こし、布に絞る。そこには新たな発見があり、絞り独特の不思議な模様を見いだします。その模様を最も豊かに表現するのが藍という染料。絞った布を藍で染め上げると、想像した以上の世界が布に現れます」と、端緒庵を主宰する村井泰子さんは話す。

■8月2日(木)〜7日(火)
 土日休み
■会場:在NY日本国総領事館
 18階ギャラリー
 99 Park Ave.
 (bet. 48th & 49th Sts.)
 ※入館には要写真ID



HOME