2022年7月22日号 Vol.426

テロ被害を最小限にとどめるために
伏せる!隠れる!逃げる!
爆発音・銃声を聞いたら即座に行動を

❶「テロの被害を最小限にとどめるために」解説リンク:https://bit.ly/3IEQyx9

安倍晋三元首相の暗殺を受け、ニューヨーク邦人医療支援ネットワーク(ジャムズネットUSA)創始者/理事・仲本光一医師が、テロ現場での対応・安全策を、日本国内外の日本人に向け発信、注意を喚起している。

仲本医師は、2005年から3年間、在ニューヨーク日本国総領事館で医務官として勤務。帰国後は外務省診療所長を経て、現在は岩手県奥州保健所長を務めている。ジャムズネットを創設したのはニューヨーク赴任中。その後、日本と世界各国にネットワーク拡大に貢献し、今は東京支部会員として活動し、ジャムズネットUSA理事も務める。

仲本医師は、「皆様もテレビなどで発砲直後の映像をご覧になったかと思いますが、驚いたのは、一発目の銃声の後に、一般の方が誰一人として『伏せる』という基本対処行動をとっていなかったことです」と指摘する。このことに危機感を感じ、早急に邦人向けに情報発信をする必要性を感じたという。



上記図❶は、仲本医師がニューヨークから帰国し、外務省勤務時代に、海外赴任者・渡航者向けの研修で使用したスライドの一部で、有事の際の対策や、避難時の注意事項をイラストでわかりやすく解説したもの(全ページはリンク❶から観覧可)。仲本医師は、「最初のページに示している内容だけでも、日本国内外の日本人の皆様に周知していただきたく思います」と呼びかける。

資料では、爆発音・銃撃音を聞いたら、◯直ちに伏せる ◯頑丈な物陰に隠れる◯逃げる ◯現場に戻らないなど、基本的な安全対策を網羅。米国発の情報も紹介しており、「米国では学校で学んでいる内容です」と仲本医師は話している。

■「テロの被害を最小限にとどめるために」解説リンク:
https://bit.ly/3IEQyx9

9月のウェビナー「邦人退避について」
参加登録受付中

仲本医師が起案し、ジャムズネット東京主催で、ニューヨーク時間の9月10日(土)夜、ウェビナー「有事の際の邦人避難について」がZOOMで開催される。現在参加登録を受け付け中だ。当日参加できない場合も、後日動画配信で視聴可能。

5人の講演者が、「98年ジャカルタ暴動における退避経験」「武漢、アフガニスタン、ウクライナでの邦人退避関連の調整経験」「クウェート退避事案経験」などについて実体験を語り、後半は質疑応答が予定されている。

ウェビナー「有事の際の邦人退避について」
■9月10日(土)9:00〜11:00pm
■ZOOM開催
■参加無料
■要登録:https://bit.ly/3ciIYfz


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