2021年8月6日号 Vol.403

「ALL ART + Summer Salon」
画家・岸野誠、グループ展参加
環境汚染を訴える

ニューヨークを拠点に活動する画家・岸野誠が、8月11日(水)から22日(日)まで、ローワーイーストサイドの現代アート画廊で開催されるグループ展「ALL ART + Summer Salon」に作品を出展する。

岸野誠は東京出身。日本、ロンドン、ニューヨークで、アート、建築、テキスタイル他を学んだ。

今回、出展するのは新作の 「Re generation 2021 – Skin 01」=写真=。ニューヨーク市内の海岸で拾い集めたプラスチックなどの破片をコラージュした、連作シリーズのうちの1点。白いプラスチック容器の蓋を、真っ白いキャンバスにグリッド状に配置したシンプルな作品だ。


現代の大規模な地球環境汚染の問題点を指し示すと同時に、モダニズム初期の記念碑的な絵画であるマレイビッチの「White on White」、ジャスパー・ジョーンズのフラッグペインティング、韓国の抽象絵画「単色画(ダンセッファ)」のムーブメントなどを彷彿とさせる仕上がり。

会場となる画廊Van Der Plas Gallery は、1980年代からストリート系のグラフィティやコラージュアート、アウトサイダーアート、ファインアートなどを専門に扱っている。

■8月11日(水)〜22日(日)
■会場:Van Der Plas Gallery
156 Orchard St.
■TEL: 212-227-8983
http://vanderplasgallery.com
■岸野誠HP: www.makotokishino.com/news


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