2020年8月7日号 Vol.379

NY州、NJ州、CT州「トラベル・アドバイザリー」
NY市で「チェックポイント」設置



NY州、NJ州、CT州が共同で行っている移動時基準勧告「トラベル・アドバイザリー(Travel Advisory)」についてデ・ブラジオNY市長は8月5日、隔離措置の順守と感染拡大の抑制を目的とした「旅行者登録のチェックポイント」を設置すると発表。「ニューヨーカーの安全と健康を守るため、できる限りのことを続ける」とし、NY市へ通じる主要な橋やトンネルに市保安官を配置。健康状態を確認する「NY州トラベラー・ヘルス・フォーム(別記⑤)」の記入と、隔離措置について周知徹底を図る。

チェック対象となる車両はランダムに選出され、実施場所は毎日変更予定。NY市は同時に、交通・観光関連会社と連携。8月6日から、ペンステーションなどにスタッフを派遣し、NY州トラベラー・ヘルス・フォームの記入と、隔離措置について説明。また、フォームの記入を拒否した場合は2000ドル、隔離措置の違反者には1万ドルの罰金が科せられる。

「トラベル・アドバイザリー」の対象州・地域は以下(8月5日時点)。

アラバマ、アラスカ、アーカンソー、アリゾナ、カリフォルニア、フロリダ、ジョージア、アイオワ、アイダホ、イリノイ、インディアナ、カンザス、ケンタッキー、ルイジアナ、メリーランド、ミネソタ、ミシシッピ、ミズーリ、モンタナ、ネブラスカ、ネバダ、ニューメキシコ、ノースカロライナ、ノースダコタ、オハイオ、オクラホマ、ロードアイランド、サウスカロライナ、テネシー、テキサス、ユタ、ヴァージニア、ワシントン、ウィスコンシン各州、プエルトリコ準州

移動時基準勧告「トラベル・アドバイザリー(Travel Advisory)」とは

対象州・地域(上記)からNY・NJ・CTの3州への来訪者(3州居住者で、一時的に対象州に移動した場合も含む)に対し、対象州を離れた日から14日間の自主隔離を要請。また、3州に移動するために対象州を一時的に通過する場合(24時間以内)は対象外。例えば、飛行機・バス・鉄道の乗り継ぎ、車・バス・鉄道の休憩施設での停車などが該当する。

さらにNY州では、対象州からNY州へ飛行機で移動する者は、機内で配付される所定の用紙に自宅住所、州内での滞在先・連絡先等を記入し、到着時に空港で州職員に提示することが義務付けられる。従わなかった場合には、2000ドルの罰金の上、事情聴取の後に強制隔離となる場合もある。
また、NY州への電車、バス、車などで移動する者も、州保健局の用紙に同様の情報を記入して提出しなければならない。州のウェブサイトでオンライン入力(別記⑤)することができる。氏名、性別、生年月日、連絡先、NY州への到着日、移動手段、コミュニケーション言語など、詳しく問われる。

対象州は変動するため、最新情報は「トラベル・アドバイザリー」のウェブサイト(別記⑥)で確認を。

別記⑤NY州トラベラー・ヘルス・フォーム
別記⑥トラベル・アドバイザリー(NY州)


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