2020年8月7日号 Vol.379

MTAバス内にマスク・ディスペンサー設置
8月末までに市内全域で


Photo: Marc A. Hermann / MTA New York City Transit


メトロポリタン交通局(MTA)は7月29日、バス内に無料のマスク・ディスペンサーを設置=写真=、乗員・乗客の安全に配慮したプログラムをスタートさせた。

MTAが7月13日から16日までに1万5000人を超えるバスの乗客に対して行った調査では、95パーセントがマスクを着用していたことが判明。引き続き感染拡大を抑制しようと、NY市がフェーズ4に移行した7月20日から、「オペレーション・リスペクト」を発足。およそ300人の従業員と外部ボランティアが、地下鉄やバスの乗客に無料でマスクを配布する「マスクフォース」を展開。
今回のバス内へのマスク・ディペンサー設置は、「オペレーション・リスペクト」の一環で、ニューヨークで公共交通機関を利用する場合にはマスク着用が義務付けられているため、「うっかり忘れた」「無くしてしまった」というケースに対応する。

マスク・ディスペンサーは、最大75枚のマスクが収納可能。すでにブロンクス、クイーンズ、スタテン島で6つの路線、バス100台へ設置が完了している。8月末までにはNY市内全区で、20以上の路線、400台に設置する予定だ。


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