「来々軒」開店18周年記念
ラーメン60￠で提供！
8月20日〜24日まで・各日先着30人

昔懐かしい屋台の「中華そば」

「これからも屋台の中華そばにこだわって美味しいラーメンを提供したい」と勝瀬さん

昨今のラーメンブームに先駆け、ラーメン専門店として2000年にオープンした「来々軒」(TICグループ=八木秀峰社長)。ニューヨークではとんこつラーメンが主流の中、「屋台の中華そば」を基本としている同店は、あえて醤油や塩ラーメンで勝負する。そんな同店を仕切るマネージャー、勝瀬洋(かつせ・よう)さんに話を聞いた。

「とんこつは、始めのひと口のインパクトが醤油や塩よりも大きいと思います。でも毎日食べたいか、食べられるか、と言うとそうでもない。来々軒のスープは、毎日でも食べてもらえるような味を目指しています」と話す勝瀬さん。あくまでも、あっさりとした昔ながらの「東京醤油ラーメン」にこだわる。
店名「来々軒」は、1910年に東京・浅草で創業したラーメン店に由来。メンマや焼き豚をトッピングに用い、日本で初めて醤油味のラーメンを提供するなど、当時のラーメン界に革命を起こした伝説の店だ。
さらに、伊丹十三監督の映画「タンポポ」で描かれた、美味しいラーメンを作ろうと奮闘する人々の姿に触発。ニューヨークで「本物の味と品質の高いラーメン」を提供しようと開業した。
「ラーメンブームは、まだまだ続くと思います。最近では、メニューに醤油や塩を追加しているところもあり、以前よりもその割合が高くなってきているように思います」と勝瀬さんは分析する。
「来々軒」ではラーメンの他、餃子、チャーハン、ポークバン(肉まんの生地にチャーシューを挟んだサンドイッチ)、焼きそばなども人気のメニュー。
「実は週末、スモーガスバーグやプロスペクトパークのストリートフェア、ポップアップ・ショップなどで、焼きそばやイカの姿焼きを出しているんです。匂いが食欲をそそるのか、結構人気なんですよ」。来々軒の焼きそばは、じわじわ浸透し、人気上昇中だそうだ。ひょっとするとラーメンの次に、B級グルメとしてブレイクするかもしれない。
「週に何回も通ってくれるお客さんもいますし、厳しい意見を言うお客さんもいます。とにかく『元祖・屋台の中華そば』に、こだわっていきたいと思ってます」

開店18周年記念
ラーメンを60セントで先着30人へ

来々軒では、開店18周年を記念して8月20日(月)から24日(金)までの5日間、、特別キャンペーンを開催する。
東京で元祖「来々軒」がオープンした1910年、当時のラーメンが「60銭」であったことにちなみ、キャンペーン期間中にラーメンを60セント(銭=セント)で提供する(イーストビレッジ店のみ)。各日先着30人まで。

来々軒　イーストビレッジ店
■住所：218 E. 10th St.
　（Bet. 1st & 2nd Aves.)
■Tel：212-477-7030
■営業時間：
　11:30am〜翌12:00am
■www.rairaiken-ny.com

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