スコセッシ監督と脚本家コックスが選出
クラシック映画2本立て
「サマー・ダブル・フィーチャー」
（左）「雪之丞変化」AN ACTOR'S REVENGE, 1963 （右）「二重生活」A DOUBLE LIFE, 1947. All Images Courtesy of Film Forum
（左）「河」THE RIVER, 1951 （右）「荒れ狂う河」WILD RIVER, 1960
ウエストビレッジにある映画館「フィルム・フォーラム」で、クラシック映画の名作を2本立てで上映する「サマー・ダブル・フィーチャー」が、9月5日(木)まで開催中。4度目を迎える真夏の恒例イベントで、今回は、映画監督のマーティン・スコセッシと、映画評論家で脚本家のジェイ・コックスが選んだ作品が上映される。
23日(金)・26日(月)は、市川崑監督の「雪之丞変化」。親の仇を討つために江戸へ上った女形・中村雪之丞の復讐を描く。
同時上映は、ジョージ・キューカー監督の「二重生活」。役にのめり込んでしまった役者が、自分自身を見失い、殺人を犯してしまうフィルム・ノワール。
24日(土)は、ニコラス・レイ監督の「暗黒街の女」。ギャングのボスと顧問弁護士とキャバレー・ダンサーが織りなす犯罪恋愛ドラマ。
同時上映は、オーソン・ウェルズ監督の「オーソン・ウェルズのフェイク」。ルノワールやモディリアーニ、マティスなどの贋作を1000点近く描いた天才的な贋作者エルミア・デ・ホーリーと、彼の伝記を書いた作家クリフォード・アーヴィングを追ったドキュメンタリー。
9月1日(日)は、ジャン・ルノワール監督「河」。インドで生活するイギリス人一家の物語。監督は、印象派の画家オーギュスト・ルノワールの息子で、同作には父・ルノワールの絵を思わせるシーンが多く登場する。
同時上映は、エリア・カザン監督の「荒れ狂う河」。テネシー川のダム建設に関連した土地買収を題材にした恋愛ドラマ。
全スケジュールは、オフィシャルサイトで確認を。
Marty and Jay's Double Features
■9月5日（木）まで
■会場：Film Forum
209 West Houston St.
■212-727-8110
■一般$15、メンバー$9
■filmforum.org
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2019年8月23日号 Vol.356