2019年8月23日号 Vol.356

ケイコフジイ・ダンスカンパニー
「魂響Ⅱ」公演
和太鼓・三味線とコラボ


ケイコフジイ


ケニー遠藤


大阪のケイコフジイ・ダンスカンパニーが9月19日(木)から21日(土)まで、ニューヨークのアグネス・バリス・パフォーミングセンターで「魂響ⅡーSoul VibrationsⅡ」公演を行う。和太鼓奏者ケニー遠藤、津軽三味線奏者の久保比呂誌とのコラボ作品を展開する。
ケイコフジイは日本の振付師・舞台芸術演出家・ダンサー・ダンスインストラクター。日本国内だけでなく、米国内、主にニューヨーク、ハワイ、ロサンゼルス、アトランタ、シカゴなどで活動を続けている。
1981年アメリカにダンス留学。ハワイで大規模なダンスイベントを成功させた後に帰国し、86年、ケイコフジイダンスカンパニーを創設する。
ニューヨークでの公演も多い。87年にはリンカーンセンターで「YAMATO」を上演。日本の歴史の中で、時に哀しく時に力強く生きた日本女性の姿を、モダンダンスで表現した。92、93年には同じくリンカーンセンターで「KANON-かのん」を上演、芥川龍之介の「地獄変」を現代に当てはめ、人間の業(ごう)への仏教的な解脱を踊りで表現。この時ニューヨークのFMラジオのパーソナリティー、バリー・コーエンが、「難しいダンスを想像したが、実はユーモラスで軽快で、大胆な踊りだった」と評している。
その後も何度もニューヨーク公演を重ね、2002年には「エゴの樹Ⅱ-The Tree of EgosⅡ」公演を行い、前年の同時多発テロ被害者支援のために、全収益を「The United Way September 11th Fund」に寄付した。
今回の公演は、05年、07年以来実に12年ぶりのニューヨーク公演となる。

■9月19日(木)〜21日(土)8:00pm
■会場:Agnes Varis Performing Arts Center
 280 Broadway (入口 53A Chambers St.)
■$15、$20
■予約: TEL: 646-837-6809
GibneyDance.org/Performances



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