2022年9月16日号 Vol.430

JMSA年次晩餐会開催
14人に奨学金

出席した奨学金受賞者とプレゼンターを務めた島田 悠一医師(右)

米国日本人医師会(JMSA)の第50回年次晩餐会が9月9日(金)、マンハッタン57丁目のニュー・ヨーク・アスレティック・クラブで開かれた。日系医療関係者ほか、JMSAの活動を寄付によって支える日系企業などが集まった。

司会進行を務めたのは、晩餐会のチェアパーソンでもある加納麻紀医師。同医師による開会挨拶のあと、オープニング・エンターテインメントには宮島みぎわ・ジャズ・アンサンブルが登場。晩餐会が始まった。まずは、JMSA会長・柳澤貴裕医師が挨拶。続いて在ニューヨーク日本国総領事館の森美樹夫総領事・大使が登壇し、これまでの功績を讃えた。



同日、元JMS A会長の岩原誠医師から次期会長および役員が発表され、会長には加納麻紀医師が就任予定で、来場のJMSA関係者らから満場一致の承認を受け正式決定した。これを受け次期会長の加納医師は米国における先人の尽力に敬意を表し、これからの50年に向けJMSAの取り組みを紹介するとともに新たな決意を語った。

例年通り、JMS A医学奨学金の授与式が行われ、日米の医療分野で研究を行う14人の医学生、医師、研究者らに授与された。

また長年に渡りJMSAをサポートしてきた北米伊藤園の本庄洋介社長、元会長で歯科医のジーン古山氏、過去4年に渡り会長を務めた柳澤貴裕医師に特別賞が贈られた。

2012年JMSA医学奨学金受賞者は以下のとおり。

■本庄JMSA奨学金=シャーロット・リー(心臓学フェロー、コロンビア・ニューヨーク・プレスビテリアン病院)、藤野えりな(医学生、UNCスクール・オブ・メディスン)、鈴木幸雄(研究員、コロンビア大学)
■村瀬九郎医師JMSA奨学金=ニコラス・ラッブ(皮膚科レジデント、カリフォルニア大学)
■三井USA・JMSA奨学金=宮下浩孝(レジデント、アイカン・スクール・オブ・マウント・サイナイ・ベス・イスラエル)、木村あつみ(医学生、アルバート・アインスタイン・カレッジ・オブ・メディスン)、岸田みずえ(シュミレーション・フェロー、ザ・チルドレンズ・ホスピタル・オブ・フィラデルフィア)、木村れをな(研究員、ストーニーブルック大学)
■ニッポン・ライフJMSA奨学金=大嶽浩司(医学生、スタンフォード大学)、宇仁暢大(研究員、メモリアル・スローン・ケタリング・キャンサー・センター)
■西岡JMSA奨学金=ラザック・永吉詠舞(医学生、メディカル・カレッジ・オブ・ウィスコンシン)、藤村紗奈(医学生、アルバート・アインスタイン・カレッジ・オブ・メディスン) 、ウチェヤ志織 (医学生、フィラデルフィア・カレッジ・オブ・オステオパシー・メディスン)
■レイモンド関口医師・JMSA奨学金=クリス池田(医学生、NYITカレッジ・オブ・オステオパシー・メディスン)
(敬称略)


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