2022年9月16日号 Vol.430

オミクロン株特化ワクチン
FDA、CDC認可
全米で接種予約受付中

全米の検索サイト

米食品医薬品局(FDA)と米疾病管理予防センター(CDC)がこのほど、Covid-19の新ワクチンを認可し、全米で接種が始まろうとしている。

この新ワクチンは、Covid-19のオリジナル株と、オミクロン株BA5の両方をターゲットにしたもの。これまでのワクチンでは、オミクロン株BA5に予防効果がないため、FDAとCDCは国民に接種を奨励している。

認可された新ワクチンは、ファイザー製(12歳以上が対象)とモデルナ製(18歳以上が対象)。

CDCガイドラインによると、新ワクチンを接種するには、最初の2回のワクチンを接種しており、最後のワクチン接種から最低でも2ヵ月が経過していること。最近オミクロン株に感染して治った人は、検査で陰性結果が出て後、最低3ヵ月待つことが勧められる。

新ワクチンは無料で接種できる。ウォルグリーン、CVSですでに予約を受け付けているが、店舗にもよるので、別記ウェブサイトで確認を。ニュージャージー州ではワクチン予約サイトを立ち上げている。別記参照。



FDAは対オミクロン株の新ワクチンの認可と同時に、これまで使われてきたオリジナルのワクチンを12歳以上にブースターとして使用することを中止している。そのため、別記サイトで予約を入れる際、「booster shot」と明記されているのが、今回新たに認可された対オミクロン株BA5のワクチンを意味する。

CDCによると全米2億人以上が新ワクチンの接種対象。現段階では1億7100万回分を連邦政府は購入している。そのうちファイザー製が1億500万回分、モデルナ製が6600万回分。

すぐに予約を入れられなくても、追加ワクチンは随時入荷されるため心配ないとCDCは説明している。

検査とワクチン、徐々に有料化へ

これまで連邦政府の予算で、無料で行われてきたコロナ検査とワクチン接種だが、今後徐々に予算が縮小されていくとみられている。今回の対オミクロン新ワクチンはまだ無料で受けられる。

★対オミクロン新ワクチンの予約サイト
■ウォルグリーン:https://bit.ly/3ew9i6R
 TEL: 1-800-WALGREENS
■CVS:www.cvs.com
 ※家族一緒での予約も可能
■NY州:
https://vaccinefinder.nyc.gov
■NJ州:
https://covid19.nj.gov/pages/finder

★全米の検索サイト:
www.vaccines.gov

★FDAの新ワクチン・ガイドライン:
https://bit.ly/3B98Z9U


HOME