2020年9月18日号 Vol.382

NY市の屋内飲食
25%キャパで営業再開


屋外ダイニングは10月末まで(Photo : NYC & Company /Julienne Schaer)

ニューヨーク市内のレストランでのインドア・ダイニングが、ついに9月30日から、収容可能人数の25パーセント以内を条件に許可される。アンドリュー・クオモNY州知事が9月9日に発表した。インドア・ダイニングを再開するに当たってのルールは以下。

▼来客は全員、入店時に体温測定を受けること
▼来客1グループのうちの一人が、店に連絡先を提供すること(感染トレーシングが必要になった時のため)
▼営業は深夜12時までとする
▼バーの営業は許可しない
▼テーブルについていない時は、店内で必ずマスク着用
▼テーブルは最低6フィート間隔で配置すること
▼州のガイドラインを遵守すること
▼室内換気機能、空気清浄機能を強化すること


記者会見で発表されたインドアダイニングの条件

インドア・ダイニングが可能になることは、パンデミックからの経済回復にとって大きなマイルストーン。市内住民はもとより、観光客・業界にとっても明るい展開だと、ニューヨークタイムズ紙が報じている。

ただ、市内のレストラン業界にとってパンデミックの影響はすでに計り知れず、インドア・ダイニングが許可されても、営業を継続できずに閉店する店も多いと見られている。25パーセントのキャパシティーでは、とても利益につながらないという現実もある。

10月は屋外ダイニングと25パーセントのインドアダイニングで乗り切り、冬になって屋外ダイニングが終わる頃には、インドアのキャパが50パーセントになるのが、今のところの理想だと、市内のレストラン業界は希望を持っている。


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