2018年9月21日号 Vol.334

近藤朱鳳 & 日本朱鳳倶楽部書作展
「伝承と創造」
ギャラリートークとパフォーマンスも

近藤朱鳳 & 日本朱鳳倶楽部書作展
去年の様子(Photo by Tokoha Matsuda)


書道家・近藤朱鳳(しゅほう)が、9月25日(火)から10月1日(月)、日本ギャラリーでの3回目の個展「伝承と創造」を開催する。今年は、朱鳳の書道指導50年目に当たるため、日本朱鳳倶楽部会員の作品のほか、朱鳳が18年間書道指導をしてきた社会福祉法人・育夢糸をかし(障害福祉サービス)のメンバーによる作品も展示される。また、今回はジュエリーデザイナー吉田裕子とのコラボ展でもある。
朱鳳の祖先は、江戸時代14代将軍徳川家茂に儒学や書道を教えた近藤雀山。雀山の曾孫にあたる伝統書道家・近藤露石が、朱鳳の父だ。
祖先から中国の古典を伝承し、その筆法を伝え続けてきた朱鳳は、今年中国が開催した「国際書画篆刻名家邀請展」に選出されている。これは、「私にとって大きな勲章となりました」と話す。
今回の展示作品は、世阿弥による能の理論書「風姿花伝」をモチーフにしたもの、王羲之が書いた書道史上最も有名な書作品「蘭亭序」、竹筆で揮毫(きごう)した大書「創」ほか、数点を予定している。

ギャラリートークと
書道パフォーマンス

9月29日(土)午後1時30分からは、日本胡弓(こきゅう)学会の李亜輝(り・あき)会長の胡弓演奏に合わせ、近藤朱鳳が即興で漢詩を揮毫する。入場無料(要予約・別記)。

■9月25日(火)〜10月1日(月)日休
■会場:日本ギャラリー(日本クラブ内)
 145 W. 57th St. 7th Fl.
■TEL: 212-581-2223
 info@nipponclub.org
www.nipponclub.org
■ギャラリートーク予約:(本多さん)
 yhonda@nipponclub.org


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