2019年10月4日号 Vol.359

稲森アートプロジェクト
平和な世界の実現目指す
全公演入場無料


「消防士物語」


「長崎の奇跡」


稲森アートプロジェクト(大和光剣代表・本部東京)が、10月11日(金)から13日(日)まで、演劇とミュージカル作品のニューヨーク公演を、市内2ヵ所で行う。全公演入場無料。
稲森アートプロジェクトは、2010年稲森紀子さんによって結成され、翌年正式に非営利団体となった劇団。人類は人種民族、宗教の違いを越え、同じ地球に住む地球家族であるという認識に立ち、平和な世界の実現を目指す。
創設者の稲森代表は13年に亡くなり、現在は大和代表がその意志を引き継ぎ、劇団を牽引している。

今回の演劇は2作品。ひとつは、「長崎の奇跡」。江戸時代から現在まで、同じ人物が時代を超えて登場する物語だ。長崎の過去、現在、未来を軸に、日本の宗教史を紐解く。
もうひとつは、「消防士物語」。20 01年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件。救出活動の拠点になったニューヨークのセントポール教会に残された、果敢な殉職消防士の遺品とその遺族の悲しみに、深い哀悼の思いを込めた作品。
ミュージカル作品は「ユニフィケーション」。民族や宗教を越え、共に生きる世界の創造理念のもと、稲森アートプロジェクトのオリジナル曲をストーリーに仕立て、歌、踊り、音楽、コーラス、太鼓で繰り広げる。
10月13日は、マイケル・ジャクソン・レコードの元プロデューサー、ジェット・エドワード作曲の新曲を披露するほか、アカデミー賞候補のIMPACTグループと共演する。

■10月11日(金)
○6:30pm「長崎の奇跡」「ユニフィケーション」
■会場:The Salvation Army Temple
 540 Lenox Ave.
■10月12日(土)
○2:00pm「消防士物語」「ユニフィケーション」
○6:00pm「長崎の奇跡」
■会場:The Salvation Army Temple
 540 Lenox Ave.
■10月13日(日)
○4:00pm「消防士物語」「ユニフィケーション」
 ※IMPACTグループとの共演
■会場:Harlem School Of The Arts
 645 St. Nicholas Ave.
■問合せ・予約:info@gatw.org
 www.eventbrite.com(Inamoriで検索)


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