2020年10月16日号 Vol.384

ニューヨーク市内のレストラン
「COVID-19・リカバリー・チャージ」
10月16日から、食事料金に10%上乗せ


Photo by KC of Yomitime

ニューヨーク市議会は、レストラン支援を目的とした「COVID-19・リカバリー・チャージ」を承認。食事料金に最大10%を上乗せできる条例で、10月16日(金)から施行。屋内飲食での収容率100%が許可された後、最大90日間まで適用可能となった。

適用できるのは、インドアとアウトドア・ダイニングでの飲食料金のみ。レストラン側は顧客に「COVID-19・リカバリー・チャージ」は、「チップ」とは異なることを明確に伝え、その金額を提示しなければならない。また、デリバリーやテイクアウト、15店舗を超えるチェーン店などは適用できない。

ニューヨーク市では過去数十年間、レストランでの追加料金を禁止してきたが、今回の「COVID-19・リカバリー・チャージ」は、その前例を打ち破るもの。ニューヨークでは3月以降、9000軒以上の飲食店が閉鎖されたといわれ、追加収入を生み出すことで「生き残るチャンスとなる」と期待している。


HOME