2020年10月16日号 Vol.384

NY州、感染抑制ガイドラインを強化
マスク着用拒否で罰金1000ドル


10月5日の記者会見でクオモNY州知事(左) (Photo by governorandrewcuomo)

夏の間の低感染率で、なんとなくガードが下がっていないだろうか。州のクラスター・ゾーンマップ、市のホットスポットに該当するエリアに住む人・働く人はもちろん、それ以外のエリアに住む人も、これから寒くなりフルーシーズンに入るタイミングで、今一度日々の生活での予防への意識を高めておこう。

ニューヨーク市政府は、レッド、オレンジ、イエロー以外の「オールゾーン」地域へ、次の基本的予防を日々心がけるよう呼びかけている。

できるだけ自宅待機を
可能な限り自宅待機を心がける。特に具合が悪い時は外出しない。

ソーシャルディスタンシング
互いに6フィートの距離を保ち、大勢が参加するイベントや集会には参加しない、特に室内集会は避ける。(政府が指定する許容範囲内での集会に参加する場合)マスクをしていても、他人と6フィートの距離を保つこと。

マスクを着用
新型コロナウイルスは無症状でも感染するので、周囲の人を守るためにもマスク着用は重要。ニューヨーク州では現在、マスク着用は法律。公共の場でソーシャルディスタンシングを守らずマスク着用を拒否した場合に最高1000ドルが、MTAではマスク着用を拒否した場合に50ドルの罰金が科せられる。

頻繁に手を洗う
石鹸と水で最低でも20秒洗うこと。手を洗えない時はハンドサニタイザーを使用。カウンタートップやドアノブなどの表面を頻繁に殺菌スプレーなどで拭き、消毒する。洗っていない手で顔(目や鼻、口)を触らない。咳やくしゃみをする時は、腕で鼻と口をカバーし、手でカバーしないこと。

検査を受ける
市のホットスポット・ジップコードでは、10月初めから路上の無料PCR検査を実施。検査結果は早くて翌日にわかり、何度でも受けられる。検査サイトは別記の❶ウェブサイト ❷電話 ❸スマホのテキスト、で検索できる。

フルーショットを受けよう
CDCでは、生後6ヵ月以上の人々に、毎年フルーショットを受けるよう奨励。ただし、体質や療養中など、受けられないケースもあるため、必ず医師に相談を。

COVID-19検査サイトを探すには・・・
❶ウェブサイトで検索 nyc.gov/covidtest
❷電話で問合せ Tel: 212-COVID19 (212-268-4319)
❸スマホのテキスト 85548にテキストで COVID test と送信


スマホ無料アプリ「COVID アラート」

NY州とNJ州は10月1日、COVID-19感染者との接触通知技術を採用したスマホ向け無料アプリ「COVID Alert」のリリースを発表した。匿名で利用でき、個人情報や位置情報が通知されることはない。ウイルス感染拡大防止のために州民の利用を呼びかけている。App StoreやGoogle Playからダウンロード可能。詳細は以下ウェブサイトで。

https://coronavirus.health.ny.gov/covid-alert-ny




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