2019年10月18日号 Vol.360

大山友禅染作品展
~心を染めて~



鳥取県の伝統工芸士、川原栄次・かなよ夫妻の「~心を染めて~イン・ニューヨーク2019」展が、10月25日(金)から31日(木)、日本ギャラリーで開催される。
川原夫妻は、鳥取県の郷土工芸品「大山友禅染(だいせんゆうぜんぞめ)」を長年手がけている。「色を染めて、布を染めて、心を染めて」をキャッチフレーズに、花や四季の移り変わり、心に浮かぶイメージをモチーフに、絹や木綿等の天然素材にオリジナルデザインを染める。大山友禅染は、2009年経済産業省から「地域資源」として認定されている。
絵画調の模様を染める友禅染は、江戸中期に確立されたスタイル。川原夫妻は、日本の染色の本場である京都で染色を学び、伝統的な技法を駆使し、化学染料や草木染を用いて染めている。新たな試みとして17〜18年、日本の大手スポーツメーカーとのコラボで、桜や紅葉のスニーカー=写真=を制作し、高い評価を得た。今回は、そのスニーカー作品や、着物、帯、草履、バッグ、染額絵、タペストリー、ランプシェードなどを展示する。

■10月25日(金)~31日(木)
■会場:日本ギャラリー
 (日本クラブ7階)
 145 W. 57th St.
■TEL: 212-581-2223
■入場無料
www.nipponclub.org



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