2019年10月18日号 Vol.360

小泉八雲来米150年記念
講演会と墨書パフォーマンス
日本人の精神文化を世界へ


七澤菜波氏(左)と小泉凡氏


小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)来米150年記念イベントが、10月23日(水)、日本クラブで開催される。八雲会との共催。八雲の曾孫・小泉凡氏の講演会「ラフカディオ・ハーンを現代に生かす」と、書家・墨象アーティスト、七澤菜波の墨書パフォーマンス「逢魔―小泉八雲の精神と書が出会う」の二本立てイベントだ。

八雲は、「知られぬ日本の面影」「心」「怪談」「日本―ひとつの解明」など十数冊の著作で、日本人の精神文化を世界に伝えた。その八雲は、今から150年前の1869年、19歳でアイルランド移民として単身ニューヨークに到着している。
アメリカではジャーナリストとして、シンシナティとニューオリンズで約20年間働き、文筆家としても認められていった。

小泉凡氏は、「小泉八雲という、オープンマインドで多面性を持つ人物を、単なる文学の研究対象という価値観から解き放ち、社会に生かすことは、子孫として大きな意味のあることだと考えています」と話す。
講演会の後は、墨書パフォーマンス。島根県松江市出身のギタリスト、山本恭司の演奏に合わせ、書道家の七澤が、昼と夜・現世とあの世の狭間、人間が魔物に出会う、「逢魔」の世界を描き出す。

■10月23日(水)6:30〜8:00pm
■会場:日本クラブ:145 W. 57th St.
■一般$15、日本クラブ会員$10(ドリンク付)
■申込み、問合せ:日本クラブ(本多さん)
 TEL: 212-581-2223
 yhonda@nipponclub.org
www.nipponclub.org



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