2018年11月2日号 Vol.337

芥川賞作家・村田沙耶香
JSでブックトーク

村田沙耶香


ジャパン・ソサエティーが11月3日(土)、芥川賞作家・村田沙耶香氏=写真=を招き、ブックトークを開催する。
村田氏は、200 3年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)、09年「ギンイロノウタ」で野間文芸新人賞、13年「しろいろの街の、その骨の体温の」で三島賞、そして16年「コンビニ人間」で第155回芥川賞を受賞した話題の作家。
今回のトークは、「コンビニ人間」の英訳書「Convenience Store Woman」の出版を記念したもの。今年6月アメリカで出版された。
この小説の主人公は、18年間コンビニのアルバイト店員を続けている36歳の未婚女性。就職や結婚といった普通の価値観を押しつけてくる世間と格闘しながら、不器用に生き抜く姿が描かれている。
村田氏自身が、主人公と同じようにコンビニで長年アルバイトをした経験があり、それを基に執筆したというだけあり、コンビニの生きた舞台裏が描写されている。
当日は、村田氏と翻訳家・竹森ジニー氏に作品について語ってもらう。トーク後はサイン会と、コンビニをテーマにしたレセプションを開催する。

プロフィール
■村田沙耶香

1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒業。その他の著書に「マウス」「星が吸う水」「ハコブネ」「タダイマトビラ」「殺人出産」「消滅世界」「地球星人」など。

■竹森ジニー
つくば市在住の英国人翻訳家。村上龍、西村京太郎、泉鏡花、岡本綺堂などの翻訳を手掛ける。最近の訳書には、宮部みゆき著「模倣犯」、いぬいとみこ著「木かげの家の小人たち」など。

■11月3日(土) 2:00〜4:00pm
■会場:Japan Society
 333 E. 47th St.
■一般$15、JS会員・学生・シニア$12
■申込み、購入:TEL: 212-715-1258
www.japansociety.org


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