2019年11月15日号 Vol.362

「NY ADCヤングガンズ17」賞を受賞
アニメーター 篠原健太


東京の広告制作会社TYOのストップモー ション・アニメーション制作スタジオドワーフ所属のアニメーター、篠原健太(しのはら・けんた)さん=写真=が、このほど第17回「NY ADCヤングガンズ17」賞を受賞した。
この賞は、30歳以下・2年以上の実社会経験を持つプロのクリエーターを対象とした国際賞で、広告美術団体ADC(アート・ディレクターズ・クラブ)によって1996年に創設された。現在は、ニューヨークの非営利団体「ザ・ワン・クラブ・フォー・クリエイティビティー」が主催している。
今年は45ヵ国から500人以上の応募があった。広告、アニメーション、映像、グラフィックデザイン、イラストレーション、写真など、分野は多岐にわたる。審査により81人に絞り込まれ、その中から28人が受賞者として選ばれた。
篠原さんは唯一の日本人受賞者で、ストップモーション・アニメーターとして受賞した。
授賞式は、11月20日(水)、市内のソニーホールで開催される。一般の参加も可能だ。授賞式では、一般投票で選ばれる「クリエーティブ・チョイス・アワード」も発表される。投票は、11月19日(火)まで、オンラインで受け付けている。授賞式と、一般投票の詳細は別記参照。
篠原さんは198 9年愛媛県生まれ。小学生の頃からアニメーターを志し、パラパラ漫画を描き始める。大阪芸術大学附属大阪美術専門学校キャラクター造形学科でアニメーションを専攻。2014年TYOドワーフにアニメーター・アシスタントとしてアルバイトで入社、16年から正式参加。こま撮りアニメーター、2Dアニメーター、キャラクターデザイナーとしてその才能を開花させた。
ネットフリックス(Netflix)のオリジナルシリーズ「リラックマとカオルさん」、第26回キネコ国際映画祭日本作品短編部門グランプリ作品「モリモリ島のモーグとペロル」ほか、こま撮りアニメーションを手掛けた作品は多数。

「NY ADCヤングガンズ17」授賞式
■11月20日(水)8:00pm
パーティー:9:00pm-10:30pm
■会場:Sony Hall:235 W. 46th St.
■チケット:一般$40
■購入・詳細:
www.oneclub.org
クリエーティブ・チョイス・アワード
一般投票サイト:
www.oneclub.org/yg17- public-choice
■投票締切:11月19日(火)



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