2019年11月15日号 Vol.362

令和元年秋の叙勲
八木氏と森脇氏が受章
日系コミュニティーへの貢献称え


「旭日双光章」受章の八木氏(左)と「旭日小綬章」受章の森脇氏


日本国政府が11月3日(日)、令和元年秋の叙勲受章者を発表し、ニューヨーク地区からゲーリー・シュンイチ・森脇氏(元ニューヨーク日系人会会長)と、八木秀次(八木秀峰ボン)氏(TIC AKEAN代表取締役社長)が選ばれた。森脇氏には「旭日小綬章」が、八木氏には「旭日双光章」が授与される。
森脇氏の功績は、アメリカにおける日系社会の福祉向上と、日米間の友好親善に寄与したこと。法律家としての専門的知見を活かし、ニューヨーク州に在住する日本人・日系人の社会福祉、教育・文化の向上、日米親善活動に積極的に取り組み、約25年間、ニューヨーク日系人会の理事・副会長・会長を歴任してきた。
八木氏の功績は、アメリカでの日本食の普及。ニューヨークでの日本食レストラン経営の先駆者として、日本食レストランへの野菜の卸売業をスタートした後、常に時代を先取り。寿司や日本酒、蕎麦、しゃぶしゃぶがブームになる前から、それぞれの専門店を次々にオープンした。ニューヨークでの日本食市場の牽引者といえる。
八木氏は今回の受章について、「栄誉ある旭日双光章を受章することが出来ましたことに私自身、心より感激をしております。これもひとえにニューヨークの日系人始め、イーストビレッジのローカルコミュニティ、従業員スタッフ、日本酒業界・蔵元の皆様、そして家族のサポートであり、皆々様のご指導ご支援の賜物と、深く感謝を申し上げる次第でございます。これからも社会のため、微力でありますが精進してまいりたいと思っております」(抜粋)と話している。


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