2018年11月16日号 Vol.338

NY倫理友の会・第18回年次総会
人生に必要な3つのこと

NY倫理友の会・第18回年次総会
リンゼイ理事長(左)と丸山総裁

Ka-Na
Ka-Na


ニューヨーク倫理友の会(リンゼイ芥川笑子理事長)は11月8日(木)、市内のニューヨーク・アスレチック・クラブで第18回年次総会を開催。110人が参加した。
リンゼイ氏の愉快な挨拶で開幕した総会、今回は国際連合日本代表部から川村泰久氏が夫人と共に参加。以前は総領事館に赴任していた川村氏は現在、国連で特命全権大使次席常駐代表を務めている。まだ一般的に馴染みの薄い国連だが、川村氏は日本の活動内容などを紹介すると共に、「現在193の国が加盟しており、理解し合うのは簡単ではないですが、根気よく地道な活動を続けていきたい」と抱負を述べた。
続いて晩餐会の目玉、社団法人倫理研究所理事長・文学博士の丸山敏秋総裁が登壇し、「大変動の時代をいかに乗り切るか」をテーマに基調講演を行った。
丸山総裁は、英語学者・田中菊男の著書「知的人生に贈る~どう生きるかを考える書」を例に、「健全な思考・考え方」、「良い生活習慣」、「賢明な企画」を、人生出発の必要な3点として定義。著書内の一節「我々は表面的な生活の企画の奥に、いやこれを超越して人間としての魂の修行、向上、精進、発展の企画を忘れてはいけない」(原文まま)を紹介、大変動の時代を乗り切るひとつのアイデアとして提案した。
最後に、作家・劇作家で宝塚歌劇団創生に尽力した丸尾長顕と劇団員の逸話を引用し、「時として、何が大切かを悟った時に、大きな変換をもたらすことがある」と締めくくった。
水野五十一シェフによるディナーを堪能した後は、ゲストアーティストのKa-Na(植村花菜)が登場し、カバーを含む5曲を披露。リンゼイ氏から「アンコール」のリクエストにより、もう1曲を歌い上げ、拍手喝采を浴びた。
今年もバラエティーに富んだ内容で、総会は盛況のうちに終了した。


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