2021年11月26日号 Vol.411
広がったブースター接種資格
18歳以上の希望者全員に拡大
https://twitter.com/CDCgov
米食品医薬品局(FDA)と米疾病予防管理センター(CDC)が11月19日、新型コロナワクチンのブースター接種資格を、18歳以上全員に拡大することを承認した。それまでは、65歳以上または18歳以上のハイリスクの個人だけだったもの。
この連邦機関の承認を待たず、ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事と、ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長はすでに11月15日から、州・市民に対し接種資格を「18歳以上の希望者」に拡大していた。全米他州でも、FDAとCDCの承認を待たず、18歳以上全員にブースターを奨励する自治体が増えていたことから、連邦単位でも認可に踏み切った。
別記の条件(※1)を満たせば、誰でもブースター接種を受けることができる。今回承認されたブースターはファイザーとモデルナ。ジョンソン&ジョンソンも追って承認される予定だ。
ブースターショットはオンライン予約制。州、市のウェブサイトか、ファーマシーCVSのサイトで予約を入れることができる(※2)。接種は無料。
オンラインで予約を入れる際に、医療保険の情報も聞かれるが、保険のプランによってブースター接種が有料になることはない。仮に保険がなくても接種は無料で受けられる。
ブースター後に取得を
エクセルシア・パス+
ニューヨーク州が発行する新型コロナワクチン接種証明のデジタルID「エクセルシア・パス」は、ニューヨーク州内でのみ証明として有効で、どのワクチンをいつ接種したかなどの詳細は明記されていない。
そこで州は、新たに「エクセルシア・パス・プラス」を立ち上げ、ブースター接種を終えて3、4日経過した人が取得できるようにしている。この新しいパスには、1、2、3回のワクチンの接種日・場所、ワクチンの種類(ファイザーかモデルナかJ&Jか)、ワクチンのロット番号など、より詳細な情報が明記される。
エクセルシアーパスを持つ人は、スマホのアプリ画面の右上にある「🔔」マークをクリックすると、「ブースターを受けた人はエクセルシア・パス・プラスを取得しよう」と、取得サイト(※3)に誘導される。詳細はウェブサイトで。
※1:以下の条件を満たせば誰でもブースターを接種可能
■ファイザーとモデルナの2回接種を終えている人:
・2回目の接種から6カ月が経過していること
・18歳以上
■ジョンソン&ジョンソンの1回接種を終えている人:
・接種から2カ月が経過していること
・18歳以上
※2:ブースター接種の情報と予約サイト
ニューヨーク市のCovid-19ワクチン解説サイト:
https://www1.nyc.gov/site/doh/covid/covid-19-vaccines.page
ニューヨーク州のCovid-19ワクチン解説サイト:
https://covid19vaccine.health.ny.gov/booster-doses
CVSファーマシー
www.cvs.com
※3:NY州Excelsior PassとExcelsior Pass Plusの申請サイト
https://epass.ny.gov/home
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