2020年11月27日号 Vol.387

野村萬斎・無料配信
新作狂言「鏡冠者」、古典狂言「清水」


Photp by Shinji Masakawa © from Setagaya Public Theater

ジャパン・ソサエティ(JS)では、「時空を繋ぐ」をテーマに、バーチャル舞台公演を展開中。12月9日(水)から31日(木)まで、狂言師・野村萬斎による新作と古典、ふたつの狂言作品を配信。作家いとうせいこうが、萬斎のために執筆した新作狂言「鏡冠者」と、古典狂言「清水」2作品だ。配信はYouTubeで、視聴無料だが事前の登録が必要となる。

新作狂言「鏡冠者」は、鏡を奉るための神酒をついつい飲んでしまった太郎冠者と、鏡の中から飛び出してきた自分の分身との奇妙な結末を描く、滑稽かつ怪奇な物語。

古典狂言「清水」は、主の命で茶会の水を取りに使いに出された太郎冠者が、仕事をなまけようとついた嘘のために、逆に大変な苦労をしてしまうという、古典狂言の定番作品。両演目とも野村による解説で始まる。

初日は、ウォッチパーティも開催。ビデオ配信中に、YouTubeのチャット上で様々なトリビアなクイズが出題。視聴者にライブで感想を投稿、参加してもらおうという試みだ。
12日は同じくYouTubeで、野村萬斎のライブ・トークと質疑応答を行う。ここでも視聴者からの質問をライブで受け付ける。


■配信開始:12月9日(水)8:30pm
※12月31日まで常時ウェブ視聴可能
■無料(JSウェブサイト上で要事前登録)
www.japansociety.org

■野村萬斎ライブトーク&Q&A:
12月12日(土)9:00pm(米東部時間)
※その後12月31日までYouTubeで配信
www.youtube.com



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