2019年12月20日号 Vol.364

冬限定のホットチョコで
温かい時間を
「ゴディバ・チョコレート・カフェ」


薄いチョコ(トッパー)が乗った「ホットチョコレート・トッパー」。カップに描かれているのはレディ・ゴディバをモチーフにしたロゴマーク(All Photos by Kanako Miyamoto / CUE Travel)


トッパー6枚入のギフトボックス


チョコがかかった「ベルギー・リエージュ・ワッフル」


ゴディバ・カフェ、ロックフェラー店


1926年、マスターショコラティエだったジョセフ・ドラップス氏が、ベルギーのブリュッセルで「ショコラトリー・ドラップス」としてチョコレート作りをスタート。それが、チョコレートメーカー「ゴディバ」の始まりです。自宅の地下を使い、製造から仕上げ、箱詰め、配送まで、家族全員で行っていました。1956年、現在のブランド名「ゴディバ」に変更。この名前は、11世紀イングランドに実在した伯爵夫人、レディ・ゴディバの有名な伝説に由来しています。
=領民に重税をかける領主(夫)に、税を引き下げるよう願い出たレディ・ゴディバ。「もし、おまえが一糸まとわぬ姿で馬に乗り町中を廻れたなら、その願いを叶えてやろう」と言われ、翌朝、レディ・ゴディバはそれを実行します。領民たちは、そんな彼女の姿を見ないよう、窓を閉ざして敬意を払います。そして夫は約束を守り、税を引き下げました。(現在、歴史家の見解でこの話は「史実ではない」と認識されています)=
レディ・ゴディバの勇気と愛に感銘を受けたドラップス夫妻。ブランド名にすると同時に、長い髪をなびかせ、馬に乗った裸婦のイラストをロゴマークにしました。

日本でゴディバは、まだまだ高級とされていますが、アメリカでは一般的。お土産やプレゼントには季節限定品を、特に12月から1月のホリデーシーズンや、2月のバレンタイン、4月のイースターには、見た目も楽しいアイテムが並びます。セール品なら、さらにお得。
ゴディバ・ストアーはあちこちにありますが、ぜひ足を運んで頂きたいのは「ゴディバ・チョコレート・カフェ」。現在、マンハッタンに4軒の他、ウッドベリー・コモン・アウトレット(NY)、リバーサイド・スクエアモール(NJ)、レンサム・ビレッジ・プレミアム・アウトレット(MA)に店舗があります。マンハッタンの店舗は比較的小さめで席数も少ないのですが、一番広いのはフラットアイアンビル店。ロックフェラー店は、観光途中でフラっと立ち寄るのに最適です。
ベルギーといえば、やはりベルギーワッフル。専用の鉄板に挟んで焼き、冷ましたものに溶かしたチョコレートをかけた「ベルギー・リージ・ワッフル(Belgian Liege Waffle)」は、ダークチョコかミルクチョコが選べます。
朝食をとるなら、クロワッサンを鉄板でプレスしたサンドイッチ「クロワッフル(Croiffle)」を。ベーコン&エッグ、チーズ3種類、ソーセージ・卵・グリュイエールチーズなど、チョイスもイロイロ。
そして一番のオススメは、冬限定のホットチョコレート。「チョコレート・トッパー(Hot Chocolate Toppers)」は、ホイップクリームの上に薄くて丸いチョコ(トッパー)を乗せてサーブされます。「私はかなり甘党です!」と自信を持って言える人以外は、「NOホイップクリーム」にした方が無難(笑)。可愛いイラストが描かれたトッパーはお店でも売られているので、ちょっとした手土産に喜ばれるでしょう。
冬本番のニューヨーク。レディ・ゴディバの「愛と献身」が溶け込んだゴディバ・チョコレートで、温かい時間を過ごしてください。
※情報提供:宮本加奈子(CUEトラベル)

Godiva Chocolate Cafe
www.godiva.com/cafe

MANHATTAN
★Rockefeller Center
■52 W. 50th St.
■Tel:212-399-1875

★Lexington Ave
■560 Lexington Ave.
■Tel:212-980-9810

★Pennsylvania Station
■One Pennsylvania Plaza LL2
■Tel:917-924-2232

★Flatiron
■933 Broadway
■Tel:646-993-2170

New York
★Woodbury Common Outlets
■920 Grapevine Ct
 Central Valley, NY
■Tel:845-928-4393

New Jersey
★Riverside Square Mall
■147 Riverside Square
 Hackensack, NJ
■Tel:201-342-3431



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