2024年4月12日号 Vol.467



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River Vale Country Club (NJ)
リバー・べール・カントリー・クラブ

以前は日系企業が所有 日本人に人気のコース

マンハッタンからおよそ30分、昔から日本人ゴルファーの間でおなじみのコース。以前は日系企業が所有するパブリックであったが、米企業に売却されバーゲン・ヒルズCCという名称で数年運営されていた。その後オーナーが何度か変わり、現在は、セミ・プライベート・クラブとして、以前と同じ「リバー・べール・カントリー・クラブ」という名で運営されている。

上空からみたコース、手前は5番ロングホール (写真:リバー・べール・CC提供)

名匠ドナルド・ロスによる設計のコース全長は6504ヤード、パー72。日系企業がオーナーだった頃は、現行の10番ホールがオープニングホールだったが、現在はインとアウトが入れ替わっている。以前とコース・レイアウトそのものにも変化はない。
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打ち上げや打ち下ろし、ドッグレッグなどバラエティーに富んだ当コース。前半のハイライトはロングが連続する5、6番。5番はストレートだが距離のあるホール。ティーショットは打ち下ろしで、豪快にロングドライブと行きたいところ。6番は距離こそないが右に大きくドッグレッグ。フェアウェイは右に傾斜しており、右サイドのウォーターハザードは要注意。正確性が攻略のカギだ。9番は打ち下ろしのミドル。セカンドは池越えとなり、しかも今度は登りなのでクラブ選択には気を使うところだろう。

1番ティーグランドからフェアウェイを臨む(Photo by KC of Yomitime)

後半に入り14番は233ヤードの長いショートホール。続く15番は最長475ヤードのミドル。ティーショットはなだらかな丘に向かっての打ち上げで、セカンド以降は長い下り。グリーンは小高い丘の上にある、アップダウンに富んだホール。1打目で丘を越えて行けても、2オンは容易ではない。3オン2パットのボギーなら上出来と言える。当ホールはローカルのゴルフ誌でも「タフエスト・ホール・イン・ザ・ステート」のひとつに挙げられている難ホール。

最終18番ロングホール(Photo by KC of Yomitime)

過去のオーナーチェンジの際には、クラブハウスのリノベーションも行われ、バンケット・ルームも増築された。大小コンペも大歓迎だ。日本企業がオーナーだった頃から変わらず、日本人に人気の高いコース。(ケーシー谷口)

リバー・べール・カントリー・クラブ/
River Vale Country Club (NJ)
■住所:660 River Vale Road, River Vale, NJ
■連絡先:Tel 201-391-2300
https://www.rivervalecc.com
■グリーン・フィー
非居住者:週日$100、金$115、土日祝$125
居住者:週日$80、金$90、土日祝$95
■オープン期間:3月末~11月末
■設備:レストラン、バー、プロショップ、ドライビングレンジ
■行き方:GWブリッジからパリセーズ・パークウェイを北に向かいExit6Wで降りる。4つ目の信号でブルー・ヒル・ロード(左側に池)を左折。およそ1.4マイル進みリバー・べール・ロードを左折ししばらく行くとコースは左側。


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