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よみタイムVol.109 2009年3月20日号掲載

「幸せへのお手伝い」が私の仕事、と東瀬さん
イメージ・コンサルティング「カオリ・イメージ・インク」 東瀬 花織さん

見た目も大事、外見革命
大切なのは「自分らしさ」
基本的イメチェン1時間で


イメージチェンジの前(上)と後(下)。積極的な明るさが引き出された

 人間、昔も今も、中身が大事であることに変わりはないが、目まぐるしく変わるスピード社会の中で、ともすると自分をアピールしきれずに思いを伝える前に「散って」しまうケースが多いのも事実。
 「イメージ・コンサルタント」。ちょっと耳慣れない言葉だが、アメリカでは人気のニュービジネス。日本でも話題急騰のイメージ・チェンジ・コンサルティング・ビジネスだ。
 外見と単純に言っても、あらゆる角度からその人の魅力を最大限に引き出すプロの手にかかると、2時間もしないうちに、昨日までの自分とはまった違う「新しい自分のイメージ」が現れ、まるで良いことが人生に起こったかの様に変わる。
周囲からも「何かいいことあったんですか?」と聞かれるほど、表情にも仕草にも自信と輝きが溢れるという。
 イメージ・チェンジのポイントは、服装、髪型・スタイリング、メイク、ポスチャー(仕草、歩き方、座り方なども含む)。どこまでを範囲とするかは客のニーズによる。大切なのは「自分らしさを失わないこと、トータルコーディネーションを通じて、あくまで中身の良さを相手にストレートに発信できることが一番大事」と話す。

 東瀬さんは、大手外資系の通信業界に部長職として長年身を置き、東京をベースにロンドン、ニューヨーク、香港など、世界を飛び回って活躍してきたキャリアウーマンだった。
 5年前結婚した夫とニューヨークに居を構え、自宅をサロンとして開放してコンサルタント・ビジネスを始めた。
 師匠はこの道の創始者で、FIT教授のドミニク・イズベク氏。FITに通いながら師事する以外にも、師匠の自宅でみっちり個人レッスンを受けた。直伝である。今では、カラーアナリスト、ボディアナリスト、クローゼット・クリアランス、パーソナルショッパーズなど数種類のライセンスも取得。顧客から顧客への口コミが大きな力となり、会社を立ち上げた。
 「クライアントは、8割が日本のビジネスマンですが、アメリカ人のお客様も大分増えてきました」。特に企業経営者が顧客に多いそうだ。
 「ビジネスがグローバル化するにつれて、海外でのパーティーや商談が増え、ドレスコードがちぐはぐだったり、その場の流れに乗り切れず自分でブレーキをかけてしまう日本人ビジネスマンが多いんです」。このため、肝心の自社の製品、サービスを相手に売り込む一歩手前で散ってしまうケースがあると、キャリアウーマン時代の豊富な経験を元に冷静に分析する。
 政治家や大企業経営者たちが、戦略のためにイメージ・アップのプロたちを私的に使っていることはよく知られているが、今ではごく普通の人たちが、前述のビジネスマンばかりでなく、就職活動中の若者や恋人募集中の人たちまでが、新しい自分を求めてカオリ・イメージのドアを叩く。
 東瀬さんは、市内の日系就職斡旋会社のジョブフェアでも、求職学生や転職希望者たちに、面接の際の服装、話し方、仕草などについてのセミナーを行なってきている。
 「勝負は最初の30秒」という。それほど第一印象が大事ということだ。「ドアを開けて、こんにちは、から始まり、席について話に入るまでが最初の勝負。挨拶の声のトーンや仕草で、せっかくいいものを持っていても、無愛想と思われたりとっつきにくいと判断されることも多いですよね。そこを何とか通過したら、今度は次の3分間が要注意。就職面接も同じです。とにかく相手の耳を傾けさせるには、くどくどした話はダメ」と一刀両断。
 クライアントには、まず、どう変わりたいのか、自分のプロフェッショナルな部分をどう表現したいのかを聞く。そのためには、「自分がなりたいと思うイメージ、なりたくないイメージを雑誌から選んで、その切り抜きを持ってきてもらう」ことが大切。希望によっては、予算と時間を決め、ショッピングにも付き合う。
 「1時間半もあれば基本的なイメージチェンジは充分可能」という。
 中には「アメリカ人女性と付き合いたい」と、さり気ないレディファーストの作法を学びたいというリクエストもあるとか。
 「通信業界にいたころは『適職』だったと自分で思っていましたが、今の仕事はまさに『天職』。これからも、もっと幸せへのお手伝いがしたいですね」と心に届く微笑を浮かべた。
(塩田眞実記者)

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