2022年9月16日号 Vol.430

水分補給にはレモン水やココナッツウォーター

今年は気温が摂氏30度以上の日が続いたニューヨーク。夏バテ気味になった人も多かったのではないでしょうか? 残暑厳しい9月、夏バテ対策には水分補給が大切ですが、何を介して補給しているかが重要です。日頃から、コーヒーや紅茶だけで水分補給していると思っている人は要注意。自覚症状がないかもしれませんが、こういう人の75%以上が幼少期から成人期にかけて、軽度から慢性的な脱水症状を起こしていると言われています。

慢性的な脱水症状になると、時間が経つにつれて血液は自由に流れなくなり、濃くなり、動きが鈍くなります。そうすると、血液に含まれる毒素や病原体、老廃物が肝臓でうまく濾過されず、結果的に体に蓄積されてしまいます。



体内に毒素が蓄積し、低レベルのウイルスや細菌に感染している場合、あるいはさまざまな毒素を大量に抱えている場合、慢性的な脱水状態だとさらに体に負担がかかります。このような「汚れた血液」のままでいると、疲労がとれず、よく眠れなくなったり、食欲不振になったりという、夏バテ特有の症状が出てきます。それをそのまま放置すると、偏頭痛、尿路結石、発疹、めまい、動悸、痛風、レイノー症候群、静脈瘤などの問題を引き起こすと言われています。

水分補給にはノンカフェインのルイボスティー、コーン茶、タンポポ茶、黒豆茶がよいのではと思ってしまいますが、これらは実はそれほど水分補給の助けにはなりません。お勧めはレモン/ライム水、フレッシュジュース、ココナッツウォーターです。

朝一番にレモン水を最低コップ一杯(理想は16オンス)飲み、搾りたてのセロリジュースをその30分後に飲むのがベスト。キュウリジュースもお勧めです。寝る前も、レモン水かライム水を取るようにするといいですよ。水分たっぷりのメロンやスイカもたくさん食べてください。
 
今回はワイルドブルーベリーとフレッシュタイムという、2つのパワーハウス・フードを使ったドリンクをご紹介します。
★今週のレシピ★
「ワイルドブルーベリー・アイスティー」

■材料(3、4人分)
●新鮮なタイム 半カップ
●熱湯 3カップ
●ワイルドブルーベリー・ジュース 1カップ
※オンラインで購入可(「wild blueberry juice」で検索)
●メープルシロップまたは生はちみつ (好みで)
●氷 約1カップ

■作り方
@ティーポットにタイムを入れ熱湯を注ぎ、蓋をして常温になるまで置いておく。
Aタイムを取り出し、ワイルドブルーベリー・ジュースを入れ、好みでメープルシロップや生ハチミツを加え、よく混ぜる。
B氷の入ったグラスに注いで出来上がり。


鹿島 香(かしま・かおる)
米国代替医療協会認定ホリスティック・ヘルス・カウンセラー。
遺伝子組み換え食品に反対する非営利団体主宰。
TEL: 917-478-2192 kaoru@krlllc.com
www.kaorukashima.com

HOME