ブルックリンのパークスロープで3月5日、44歳の女性が運転する車が幼児2人を撥ね死亡させた。運転していた女性は、信号無視の常習犯。しかも、多発性硬化症(神経障害を伴う難病)を患っており、癲癇(てんかん)も起こしていたという。
ブルックリン選出のロバート・キャロル議員はこれを「予防できた事故」とし、今後は免停条件を厳しくするとともに、こうした患者について、医師は州DMV(Department of Motor Vehicle)に報告義務があるとする新法案を提出した。
現法では医師は、こうした患者についてDMVへの報告が「奨励」されているに過ぎない。「運転は人に与えられた特権であり、権利ではない」と新法案の支持者らは主張している。