2019年3月29日号 Vol.346
駅:
Delancey Street-Essex Street
(Manhattan)
ミン・フェイ「シャド・クロッシング、デランシー・オーチャード」
MING FAY: Shad Crossing, Delancey Orchard, 2004
All photos by YOMITIME
ニューヨークをベースに活動する上海生まれの彫刻家、ミン・フェイ(1943年生まれ)が手掛けた2種類のモザイク画、巨大な魚「シャド・クロッシング」と、さくらんぼが実る果樹園「デランシー・オーチャード」。フェイは常に人間と自然の共生関係をテーマとし、両者の出会いから生まれる「高揚」や「不安」などを模索。ユートピアの象徴としての「庭」や、人間と自然との関係に焦点を当てる。
「シャド・クロッシング」は、豊かな魚と水がニューヨークに戻ったことを祝した作品。同時に、海を渡ってローワーイーストサイドに移住し、生活する移民たちを表現している。
「デランシー・オーチャード」は、イーストリバーからハドソンリバーに広がるデランシー・ファミリーの18世紀の農園風景にインスパイアを受けた作品。同駅近くの「オーチャード・ストリート」はかつてデランシー・ファミリーの果樹園だった。
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