2019年5月17日号 Vol.349

地下鉄アート

駅 Second Avenue–86th Street (Manhattan)

チャック・クローズ「サブウェイ・ポートレイト」
CHUCK CLOSE: Subway Portraits, 2017


All photos by YOMITIME

ニューヨーク在住のアーティスト、チャック・クローズ（1940年生まれ）。1960年代後半から、写真をベースにした肖像画制作を開始。写真のように絵を描いたクローズは「スーパーリアリスムの巨匠」といわれ、巨大な肖像画で一躍有名になった。クリントン大統領からアメリカで最高峰の芸術賞「全米芸術勲章(National Medal of Arts)」を受章、オバマ大統領からは芸術・人文科学委員に任命された。

「サブウェイ・ポートレイト」は、写真をベースにした12点の巨大な肖像画。自画像2点に加え、フィリップ・グラス(作曲家)、カラ・ウォーカー(アーティスト)、アレックス・カッツ(アーティスト)、セシリー・ブラウン(アーティスト)、シンディ・シャーマン(写真家・映画監督)、ルー・リード(ミュージシャン)など、クローズの半世紀以上に渡るキャリアの中で頻繁にモチーフになった著名人たちだ。

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