読者プレゼント:1組2名様
BWBの5月24日公演にご招待。お名前と連絡先を明記してEメールでご応募ください。※当日は会場に「オンガク喫茶」コラム担当の河野氏がいます。917-400-9362にテキストを。「気軽に声をかけてください! 河野洋」
宛先:ticket@yomitime.com
締切:5月12日(日) |
ジェームス・ブラウンが生み出した60年代の「ファンク」、一世を風靡した70年代の「ディスコ」、MTV、そしてマイケル・ジャクソンの「スリラー」により、音楽と切っても切り離せないものになった80年代における「ダンス」。
そうしたものをモダン風に融合したのがブギー・ワンダー・バンド(BWB)だ。
1996年にカナダのモントリオールで結成されたBWBは、男性7人、女性3人という10人編成で、この大所帯をまとめているのは「私がボスよ」とチャーミングに話す発起人ブギー・シンディ(ベース)。
ステージでは、カラフルなウィグとセクシーな衣装に身を包む彼女を中心に、ブラック・ソウルのアイザック・ワシントン、ブロンド美女のスターダスト、チョコレート・ダイナマイトのハニー・ジャズ・ジャスミンの強力なボーカル・トリオ、それを支えるゴージャスなホーンセクションとグルーヴィなリズム隊、更にダンサブルなギター。振付けバッチリのダンスに、心地よいボーカル・ハーモニー、そして演奏曲は70〜80年代のヒットソングのオンパレードと来れば、会場は間違いなくサタデーナイトフィーバー化し盛り上がる。
「ジャングル・ブギ(クール&ザ・ギャング)」「プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック(ワイルド・チェリー)」「ダンシング・クイーン( ABBA)」「フリーク・アウト(CHIC)」「YMCA (ビレッジ・ピープル)」など、甦る数々のディスコ・ファンキー・ナンバーは、歌詞やメロディーは原曲に忠実ながらもアレンジは他のカバー、トリビュートバンドとは異なる、BWB独自のパンチが効いた味付けが施されている。
そんな個性溢れる彼らは、オリジナル曲のアーティストたちからも愛され、クール&ザ・ギャング、アース・ウィンド&ファイヤー、リック・ジェームスなどと共演。ハチャメチャに楽しい彼らのライブはドナルド・トランプ、セリーヌ・ディオンなどのセレブリティのプライヴェートパーティーや、モナコなどのF1グランプリ、世界中のカジノ、さらにIBM、ウォルトディズニーなどの企業からもお呼びがかかる人気ぶりなのだ。
モントリオール拠点のシルク・ドゥ・ソレイユ同様、彼らはツアーが多い。これまでに2000以上の会場で、200万人以上ものオーディエンスを相手に、世界の400都市以上でツアーをしてきた。今でも「一年に100本以上のライブをやっているわよ」というシンディの言葉からもわかるように、彼らの魅力の一つはシーケンサーなど一切使わず演奏する迫力満点、そして安定感あるライブ演奏である。
また、BWBの才能はヒット曲を再現するだけでなく、作詞、作曲、アレンジでも発揮される。
2001年に発表した「FLY」では初の試みとして全曲オリジナルを収録。その中の「Give It Up」では、日本語のラップも取り入れた。
「私が通っている空手道場で知り合った日本人がラッパーだったから、レコーディングに参加してもらったのよ」と茶目っ気たっぷりに話すシンディ。彼女にとって日本は遠い存在ではないようだ。
実際、BWBは2000年に東京で1週間公演をした実積もある。
「ニューヨークにいる日本人に、70年のアイドルスターみたいに変装してショーに来て欲しいわ。一緒に『ファンク』を楽しみましょう♥」とシンディから、よみタイムの読者へラブコール。
見て良し、聴いて良し、踊って良しと3拍子揃ったファンキー・ソウル・ダンシング・バンド、BWB。彼らと一緒にタイムスリップ!
ジョン・トラボルタばりに右手を高々と突き上げ、フライデー・ナイト・フィーバーを思いっきりエンジョイしてみないか!
(河野洋)
Boogie Wonder Band
5月24日(金)11:55pm
会場:The Cutting Room
44 E. 32nd St.
212-691-1900
前売り$15、当日$20
thecuttingroomnyc.com |