2020年8月7日号 Vol.379



祖母のレシピがベース
北イタリアの伝統料理
「オステリア・デルビアンコ」


シュリンプのグリル「ガンベローニ・コン・カネリーニ」


ソースが絶品の「コッズィ・エル・ポモドーロ」


ディエゴさん自慢の自家製パスタ


(左から)サーバーのアーメンドさん、マネージャーのドリアンさん、シェフのディエゴさん


移民が多いニューヨークで、ポピュラーな料理のひとつがイタリア料理。ミッドタウンの49丁目、マディソン・アベニューと5番街の間に、この3月、オープンしたばかりの「オステリア・デルビアンコ」は、北イタリアン・スタイルのレストラン。明るく気さくなスタッフが出迎えてくれる、カジュアルな雰囲気が特徴だ。

チーフシェフを務めるのは、北部イタリアのエミリアロマーニャ州出身のディエゴさん。地元で料理を勉強し、パリに移住して有名レストランで修行。その後に来米し、念願だった自身の店をオープンした。同店のメニューには伝統料理や名物料理が多く、店名の「オステリア」とは、元々イタリアでワインと簡単な食事を提供する場所を指す。また、ディエゴさんの料理に影響を与えたのは祖母のノンナ・マリア・デルビアンコさん。メニューの多くは、デルビアンコ家に伝わるレシピがベースだ。自らの「ルーツ回帰」という意味もあり、店名にファミリーネームの「デルビアンコ」を取り入れ、「オステリア・デルビアンコ」が誕生した。

この日、サーブしてくれたのは、マネージャーのドリアンさんと、サーバーのアーメンドさん。アペタイザーは、彼らのおすすめで、ちいさなイカを焼いた「フリト・ミスト・デル・アドリアティコ」、シュリンプのグリル「ガンベローニ・コン・カネリーニ」をオーダー。エビは頭もバリバリと食べられ、ワインやビールとの相性も抜群。スターターにはぴったりだ。その他、マッスルを蒸し焼きにした「コッズィ・エル・ポモドーロ」はソースが絶品。付け合わせのバゲットをソースに浸して食べて欲しい。

パスタは自家製で、ディエゴさん自慢のオリジナルをオーダー。まずは、「今日のスペシャル・パスタは何?」と、オーダー時に尋ねてみよう。運が良ければ、メニューには無い、デルビアンコ家に伝わるパスタが味わえるかもしれない。

フレンドリーなスタッフと、おいしい料理を囲み、 皆でワイワイ楽しい時間がすごせる「オステリア・デルビアンコ」。ミッドタウンで、北イタリア伝統の料理を楽しみたい。

Osteria Delbianco
■22 E. 49th St.(Bet. Madison & 5Aves)
■Tel:212-838-5972
www.osteriadelbianco.com
営業時間
月~金:12pm -11pm
 土 :11:30am-11pm
 日 :11:30am-10pm 


HOME