NY近郊ゴルフ場ガイド
ニュー・ジャパニーズ・コンフォート(家庭の味)・スタイルのレストランとして昨年9月からトライベッカにオープン。様々な場面で活躍している日本人アーティストの作品を集めて、発信する場を設けようとしたのが最初の出発点だ。 ユニクロなどのロゴ・デザインも手がけていることで知られる佐藤可士和さんがロゴをデザインし、壁一面の文庫本のアートは施井泰平さんによるもの。天井一面にネオンの光と共に描かれた漫画のイラストは日本の色々な分野で活躍するアーティスト・グループ、「マッシュコミックス」がデザインした。 もはや日本の文化の一つとなっているメイド喫茶のメイドを彷彿させる女の子がピンクの壁に描かれたトイレは、東京を拠点とする「チーム・ラボ」のメンバーによりデザインされた。モダン・アートの美術館顔負けの日本のポップ・カルチャーの集大成とも言えるべく全てのデザインが見事に統一され、見ているだけでも楽しい。 メニューは日本の若い世代が一緒に育ってきたカフェで食べられるご飯、「カフェ飯」だ。ランチ・メニューでは一番人気の「照り焼きバーガー」(8ドル)を筆頭に、「チキンタツタバーガー」(8ドル)、「東京オムライス」(11ドル)、「東京カツサンド」(8ドル)など昔懐かしいものが手ごろな値段で食べられる。 またディナー・メニューでは特製デミグラス・ソース付きの洋食居酒屋風にアレンジした「ハンバーグ・ステーキ、フライド・エッグ添え」(18ドル)など、日本人がアメリカで恋しくなるものが多く連ねる。「海外では日本食というと寿司や味噌汁など伝統的なものが多い。でも実際僕たちが食べて育ってきたのはハンバーグやスパゲッティ。今の若い世代の人達にそういう、いわゆる日本のカフェ飯を提供して行きたい」と同店では話している。