NY近郊ゴルフ場ガイド

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「ベスト・ペキンダック・イン・ニューヨーク！」と自慢するオーナーのアレックス（左）と料理長のトム

シャキシャキとした食感のチャイニーズブロッコリーはやわらかい肉との相性も抜群

　 北京料理とは、中国の王朝が現在の北京を首都と定めた時代以降、貴族が食べていた宮廷料理や、北京市民が日常食べてきた郷土料理のことを指す。
　「ペキン・ダック・ハウス」は創業30年を越え、落ち着いた雰囲気で格式を誇る北京料理の名店。北京料理の定番、アヒルを丸ごとローストした「ペキン・ダック」を食べるなら、この店がおすすめ。
　じっくりと丁寧にローストされたアヒルの皮を削ぎ切りにし、ネギ、キューリ、特製のホイシン・ジャン（醤油や味噌ベースのソース）とともに、小麦粉を焼いて作った薄餅（バオビン）呼ばれる皮に包んで食べる。ジューシーな肉、薄餅のモチモチ感、皮のパリパリ感、野菜のシャキシャキ感と、違った食感が一口で楽しめる。甘辛いホイシン・ジャンとネギの辛みが絶妙なアクセントになっており、ついつい手がでる美味しさだ。
　「うちのペキン・ダックは最高。ニューヨークでナンバーワンだよ！」と満面の笑みをたたえ、自慢げに話すのはオーナーのアレックスさん。リピーターも多く、土曜日は80食前後のオーダーをこなす。クリスマス時には１２０食以上のオーダーもあったというから、人気の高さがうかがえる。
　他には、芥蘭（ジエラン）、通称チャイニーズブロッコリーの炒め物がおすすめ。チンゲン菜の葉とアスパラを合わせたようで、シャキシャキした食感が特徴。シンプルにオイスターソースで炒めたものや、牛肉と炒めたものなどがあり、ガーリックの香りが食欲をそそる。味もさることながら食感を味わいたい。