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よみタイムVol.153 2011年3月11日発行号  [おでかけナビ Vol.21]


Wild Edibles
ワイルド・エディブルズ


Wild Edibles Seafood Market
Oyster Bar & Restaurant
535 Third Ave.
(Bet 35th and 36th St)
212-213-8552
営業時間
月〜金12am-9:45pm
土12pm-9:45pm
日12pm-8:45pm
www.wildedibles.com

シーフードマーケットは
グランドセントラル駅にも有り
Wild Edibles
Seafood Market
Grand Central Market
Lexington Ave. @ 43rd St.
212-687-4255
月〜金7am-9:00pm
土10am-7pm
日11am-6pm

「マンハッタン・クラム・チャウダー」
酸味控えめトマトベース味

  アメリカは移民の国だけあって自国の影響を受けた料理が多く、各地に名物として存在している。
 ではニューヨークの名物料理、というと「マンハッタン・クラム・チャウダー」だ。
 発祥地のニュー・イングランド・スタイルは白いクリームスープだが、マンハッタン・スタイルは赤いトマト・スープ。これはイタリア系移民の影響とも言われている。1890年代には「コニーアイランド・クラム・チャウダー」や「フルトン・マーケット・クラム・チャウダー」など、ランドマーク等の名に置き換えて呼ばれていた。「マンハッタン・クラム・チャウダー」と呼ばれるようになったのは1930年代とされている。
 「ワイルド・エディブルズ」はシーフード・マーケット。卸しや小売りが主だが、サード・アベニューにある同店は、オイスター・バーとレストランも併設している。2001年のオープン当時はテイクアウトのみだったが、2007年に改装し、現在に至っている。
 店に入ると左側に新鮮な魚介類が並び、その奥にはバー。オイスターの種類も豊富で、熊本産をカリフォルニアで養殖した「クマモト・オイスター」も揃えている。右側にはダイニングがあり、壁の絵が印象的。テーブル席数14という小さい店ながら近隣では「新鮮、美味しい」との評判で、いつも賑わっている。
 おすすめはニューヨーク名物の「マンハッタン・クラム・チャウダー」。料理雑誌では、ニューヨークのベスト10にも選ばれており、ジャガイモやセロリ、ニンジンと、たっぷりのクラムが入った絶品スープだ。他のものと比べてサラッとしているのが特徴。トマトの酸味は控えめで、ハーブのアクセントが利いている。
 フライド・カラマリはシーフードレストランの定番アペタイザーで、こちらもおすすめのひとつ。タルタルソースとの相性も抜群だ。他にはサンドイッチやバーガー。アントレーはアトランティック・サーモン、トラウト、メーン産のロブスターなどバラエティー豊かなシーフードがメニューに並んでいる。
 クラム・チャウダーはニュー・イングランド・スタイルに限るという人が少なからずいるだろう。そういう方々にぜひ同店のクラム・チャウダーをおすすめしたい。きっとここのマンハッタン・スタイルも気に入るに違いない。