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よみタイムVol.102 2008年12月5日号掲載
 
デザイナー タダシ・ショージ

イブニングドレスで世界に
「基本は着る人に幸せを」

 ニューヨークのデパートではこの季節にはイブニングドレスを数多く取り揃えているが、日本人デザイナー、タダシ・ショージのブランドが人気を集めている。「サックス.フィフス・アヴェニュー」では、ニコール・ミラー、ドナ・カレンなど売れっ子デザイナーのイブニングドレスと同列でタダシのブランドも売られている。金額も400ドルから約500ドルと手ごろとあって、若い世代から支持をうけている。
  「タダシ・コレクション」は、エレガントなドレーピングのイブニングドレスやスカートの広がりやラインの美しいカクテルドレスなどで知られているが「基本は、女性を美しく見せて着心地良く、着る人にハッピーに感じてもらいたい」とデザイナーのタダシ・ショージ氏は言う。
 会社「タダシ」は1982年にロサンゼルスに創立されたが、同時にマンハッタン7番街のショールームもオープンした。「何といってもニューヨークがアメリカのファッションの本場ですからね。」と、オーダーは全てニューヨークから入ってくるという。
 ニューヨーク・ファッションウィークも過去4回参加した。4年前からはミス.ユニバースの公式スポンサーとなり「タダシ」の名は世界中に知れわたった。
    ◇
 タダシ・ショージ。本名は庄司正。1948年生まれ、仙台市の出身だ。小さいころから芸術の才能を発揮し、東京芸大を目指したが、現代美術の高松次郎氏のアシスタントとなって勉強をした。73年に渡米、ビザ延長のため、カリフォルニアのトレードテクニカル大学のファッションデザイン科に入って勉強する傍ら、デザイナーのビル.ウィットン氏のスタジオで働いた。
 デザイナーとして成功するには、アーティスティックな才能もきれいな絵が描けることも大切だが、それ以上に「知識」が肝心だと、ショージは言う。
 長年ファッション界で生き延びた人たちを見ると、いかにしていいパターンをとるか、メーカーを動かすかなど、学校では教わらなかった「知識」を持った人達だという。「タダシ」のブランドは、「サックス.フィフス・アヴェニュー」や「ブルーミングデール「「ノーズストローム」などの高級百貨店をはじめ、全米3000店以上、世界30か国で販売されている。真紅のイーヴニングドレスもクリスマスの訪れを感じさせてくれるもののひとつだ。
(文・ワインスタイン今井絹江)