2021年10月15日号 Vol.408

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三線で心をニュートラルに

愛世 梨乃
Rino Aise
シンガー/三線奏者

・出身:神奈川県川崎市

★三線を始めたきっかけ
「南の沖縄三味線」と言われている「三線」との出会いは、北の北海道民謡からの繋がりでした。小学生の時にはピアノとヴァイオリンを、大人になってからは民謡を習い、お師匠さんのところに尺八や三味線があったことから三味線もはじめました。引っ越しのためにお師匠さんと離れてしまったことで、三味線に触れることができなくなって…。日が経つにつれて三味線が恋しくなっていた頃、知り合いが三線の演奏が聞ける場所を教えてくれました。沖縄民謡のゆったりとした曲と、心を落ち着かせてくれる音色にすっかりトリコになってしまって「自分でも弾いてみたい!」と、すぐに三線をインターネットで購入。独学で練習しましたが、和やかな雰囲気を作る楽器だと感じています。



★三線の魅力
優しい気持ちになれること、涙が出るような悲しい曲でさえも、心を癒してくれるのが魅力ではないでしょうか。「穏やかな気持ちになれること」が、私の「弾きたい」と思う原動力。また、日本で三線を練習していた時は祖母の前で弾いていたのですが、「祖母が喜んでくれたこと」が、「三線を続けたい」という思いにつながり、祖母が「歌いやすいように弾いてあげたい」と、いつも考えていました。私自身だけでなく、聞き手が癒されるような演奏を届けたい。

★来米を決めたきっかけ
東京では、国際的に活躍する俳優の養成機関「ユナイテッド・パフォーマーズ・スタジオ」に通っていたのですが、その代表者がニューヨークの俳優養成学校「ネイバーフッド・プレイハウス」を卒業したという経歴を知ったことから、まずは体験入学を決意。2015年10月、初めてニューヨークを訪問しました。その時、「自分が自由に表現できる場所はここしかない!」と感じ、ビザなどの手続きを済ませてから、同年12月、活動の場をニューヨークに移しました。とは言うものの、ニューヨーク以外の場所をあまり知らなかった、というのもひとつの理由です(笑)

★三線演奏以外の活動
基本的には「唄三線」がベースになっているのですが、ソロでの演奏だけでなく、異なる楽器演奏家とコラボし、福祉や介護施設への慰問、環境・平和に関する催しなど様々なところで弾いています。沖縄の曲だけでなく、日本や世界の民謡、夏祭り・盆踊りの曲も歌いますよ。普段は、民謡を歌ったり、絵や写真、風景を観て感じた想い、日常生活での心模様、物語を読んだ後に湧き出てくる言葉などを詩として書き溜めています。

★目指すアーティスト像
周囲にある「喜怒哀楽」を、音楽に乗せて伝えていきたい。そうすることで、心をニュートラルに保つことができるのではないかと思っています。そんな曲が届けられるアーティストになりたいです。

★今後の活動
10月上旬は、NY日系人会のイベントやキャッチ・ユーエス・パフォーミング・アーツ(CUPA)のオンライン・ショーケースなどで演奏させていただきました。10月30日は、マンハッタンの着物レンタルショップ「Kaede Kimonos」でギタリストのYouth Yanadaさんと、11月6日は、アストリアのウクレレ・ショップ「ウクハット」で、ウクレレ奏者のサカイさんと演奏します。最新情報や詳細は随時SNSでご案内していますので、ぜひ、聴きにきてください!

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