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よみタイムVol.80 2008年1月11日号掲載
 
ジャズピアニスト 野瀬栄進

オリジナル曲を作品に
ブルーノートで20日にライブ

 ジャズ・ピアニスト、コンポーザーとしてニューヨークを拠点に活躍する野瀬栄進(のせ・えいしん)が、1月20日グリニッジ・ビレッジのブルー・ノートでライブを開催する。今回のライブはピアノ、ドラム、ベースのいわゆるピアノ・トリオ。オリジナル曲中心のライブを予定している。
 北海道・小樽出身の野瀬がジャズに出会ったのは、故郷でよく開催されていたジャズ・フェスティバルだった。高校のブラスバンドでもジャズっぽいものを演奏したと言うが「19歳の誕生日にもらったモダンジャズのコンピレーションアルバムがきっかけで、もっと聴きたい演奏してみたいと思った」とジャズに傾倒していった当時を回想する。渡米したのが20歳の時。「どうせならアメリカで一からジャズを勉強しようと渡米しました」と語る彼は、カリフォルニアの大学を経てニューヨークに移り、本格的にジャズの勉強を開始。それ以来、音の根源をバイブレーションを通して引き出すことに意識を広げ、独自の音楽の世界を創造している。
 野瀬はこれまで「野瀬栄進クィンテット」で、日本語放送のBGMとしてオンエアーされた曲を含む、初のリーダーアルバム『ヒアー・ナウ・ヒアー』を発表。03年には、井上陽介、小山太郎の「トリオ・ジェイ・ヨーカーズ」のアルバム『望郷』(M&I)に参加。「作曲した時に描いたイメージに、演奏がどれだけ近づけるかというのは自分自身の課題でもあります」という。
 そして06年、全曲オリジナルによる初のピアノ・ソロ・アルバム『バーニング・ブルー』をリリース。「バンドではなくソロで演奏するのはさらにチャレンジでした」とソロ・アルバム制作時のエピソードを語る。また自己の活動と並行し多くのアルバムにプロデューサー、アレンジャーとしても参加。プレイヤーではなく裏方としても才能を発揮している。
 現在、ニューヨークでの演奏、作曲活動の他に年2回の日本公演をこなしているが「これからは、オリジナル曲を作品にしていきたい」と更なる飛躍を誓う。次作アルバムのリリースが大いに待たれるところだ。

1月20日(日)
公演時間は12時半と2時半
Blue Note New York
Sunday Brunch
131 W. 3rd St
Tel:212-475-8592
$19.50
(includes brunch, drink and show)