Copyright (C)2010 YOMITIME, A Division of Yomitime, Inc. All rights reserved
イベント情報





他にショッピング、ビューティー、
企業情報なども準備中!

 連載コラム
 [医療]
 先生おしえて!

 [スポーツ]
 ゴルフ・レッスン

 NY近郊ゴルフ場ガイド


 [インタビュー]
 人・出会い
  • WHO
 ジャポニズム
 有名人@NY

 [過去の特集記事]

 よみタイムについて

よみタイムVol.145 2010年11月5日号掲載
 
揚琴奏者 ウェイウェイ(薇薇)
「ちょっと骨休め」にNYへ
揚琴奏者の第一人者

ニューヨーク在住の揚琴(ようきん)奏者ウェイウェイ(薇薇)が11月11日(木)、ニューヨーク・アスレチッククラブで開かれる「ニューヨーク倫理友の会」第10回年次総会でソロ演奏を披露する。
 揚琴とは、ペルシャから西洋を経由して中国に伝わった打弦楽器。ウェイウェイは、母国中国だけでなく、留学先の日本でも揚琴奏者の第一人者として知られる。コンサート活動に加え、CMの音楽制作やアルバムリリースなど、日本で幅広く活躍している。
 11日は、「故郷南京を思いながら作った私のオリジナル曲『ロータス』から、『荒城の月』などの日本の定番まで、7、8曲演奏しようと思っています」と、ほとんどなまりのない日本語で話す。
_
3歳から揚琴を習い始め、11歳で中国最高峰の音楽教育機関である中国音楽学院に入学した。英才教育を受け、若くして中国でプロ演奏家として人気者になる。日本にやってきたのは、中国でウェイウェイが芸能人なみの扱いを受けるようになったのを心配した親のすすめだった。
 18歳で、「普通の生活をするため」に単身日本にやってきた。しかも、「ポップスやロックが主流を占める音楽業界で、私もいっそのこと伝統音楽をやめようとも思っていました」と、来日当初を振り返る。
 東京芸術大学大学院で東洋音楽楽器を専攻。「大学では、演奏そのものより、東洋音楽と楽器を学問として学びました」。それが逆に演奏への熱意を呼び起こしたのか、卒業すると、自然に揚琴奏者としての音楽活動に入っていった。
 ニューヨークには「ちょっと骨休めに」と、2年前から住んでいる。NYUで雑誌マーケティングのクラスなどを取りながら充電中だが、依頼があれば喜んで演奏する。
 今回の「ニューヨーク倫理友の会」での演奏も、昨年ある日系企業の集まりで演奏したのが、同会関係者の目に留まったことがきっかけだった。
 揚琴の魅力は、西洋的な音階と中国的な音色だとウェイウェイは言う。「弦が145本もあって、ちょうどピアノ内部のような構造です。中国楽器の中でも音域が一番広くて、音色も柔らかくてきれいです」。

「ニューヨーク倫理友の会」第10回年次総会
ゲスト:揚琴奏者ウェイウェイ(薇薇)
日時:11月11日(木)6:00pm
場所:NYアスレチッククラブ10階
180 Central Park South